幼稚園に君をお迎えに行くと 『ねぇ～～～』 と不服そうな顔で 『髪切ってるじゃん！』

『赤ちゃんは お母さんを選んで 生まれてくる』

はつらつ 気も強く 生意気で いつも笑顔の女の子 女の子は ガラスの心の持ち主 ちょっぴり強い 言葉を受けると パリーン！ って壊れちゃう ガラスの心 丈夫そうに見えても 張りつめて 壊れやすかった ある時 知らないうちに 自分もだれかのガラスを 壊す事が…

運動を始めてみたよ 長い間 お休みしていた 筋肉たちが 動き始めたみたい 運動って 『運』を『動かす』 らしいよ

テキパキと チャッチャと できる人だと 思っていた わたし 本当は スローペースな人だった 幼いころ ご馳走様まで２時間 出掛ける時は いつも私待ち ”グズラ” って呼ばれてた そっか 頑張ってたんだ わたし ゆっくりでいいんだ 自分に戻ろう 肩の力が抜けた …

そこに居るだけで 周りを和ます そんな存在になりたいと 願ってた だけどもう そんな存在だと 告げられた 嬉しくて 嬉しくて すると 尖って 突っかかって 正論を吐いたていた あの頃の私が現れた それが強さだと それが正義だと 信じてた私は 弱さを隠して …

あなたの 嫌なところ 面倒なところ それ全部 自分だと気付いた 昔の自分の 嫌だったところ 面倒だったところ そして今 それを許せない自分がいる 自分の 嫌なところ 面倒なところ 許してあげたら あなたの 嫌なところ 面倒なところ どこかに 消え去っていた

しばらくぶりに 心の友に電話した 何年も会えなくても 会った瞬間 毎日会っていたような そんな感覚になれる 魂で繋がってる 心からの友 だけど あなたのたった一つの 言葉が とげの様に 私の心に引っ掛かり チクチクした これまで気にならなかった どうって…

中学生になった君が 泊まりに来てくれた 初めての 一人きりのお泊りだね 小さい頃 ママがいないとお泊りできなかった君 おねえちゃんといもうとちゃんと ３人でお泊りするって決めた日 ママが ”そろそろ帰るね” と言うと ママより早く 玄関に行き 当たり前の…

3歳のお孫君は 85歳のあぁちゃんが大好きで パズル マリオカート スマブラ お孫君が教えてあげて たくさん たくさん 遊んだね ご飯を食べる時 お箸が苦手なお孫君は 『あぁちゃんは、お箸使えるの？』 だって あぁちゃんは お孫君の お友達だね 85歳と3歳の …

愛車がパンクしました どうしていいか判らなくて 途方にくれ あなたにしたLINE すぐに駆け付けてくれ 的確なアドバイスをくれた 遅い時間なのに 愛車を待っててくれた人たち 明日には元気になって 帰ってきます こんな時には 人の温もりが 強く強く感じられて…

急な予定変更 せっかくメイクしたのに そう思ったけど おかげで ゆったりと時間を使えた 出来ないと思ってたことも 焦らずにやれた もしかしたら これは 私へのプレゼントだった のかもしれない

お墓参り 三世代揃って 行ける幸せ ３歳の君も ほうきと柄杓でお手伝い 思春期の君たちも 手を合わせ 目を閉じて 健康なこと 楽しい事 みんな揃って ここにいられることに お礼を言えました お墓の中で ひいおじいちゃんも ひいひいおじいちゃんも ひいひい…

出会った頃 束の間も離れるのが怖かった 共に暮らしても ずっと一緒にいられるか 不安だった 寛容なふりをしても 嫉心の火を消せず 憂愁に包まれた 恋い慕うがため 満たされながらも 渇望していた かつてのわたし 時は移ろい 少しずつ 少しずつ 安心に包まれ…

理不尽な戦争で 一人一人とても大切な大切な 命が たくさんたくさん奪われて 残された人は どれほどの絶望感を感じたのか 計り知れない悲しみの中 壮絶な戦後を 生き抜いて この国に豊かさをもたらしてくれた そのおかげで 私たちは今 笑い合い これからも …

頭が重く 瞼も重く 辛い時間の後で 離れられなかったことを一つ 手放す決意をした そして 好きな事で 時間を費やしてみた 頭が少し軽くなり 少しだけ スッキリしたみたい

「これ着て皆に見せて来て 可愛い～って言うよ」 ってママたちの元へ すぐに不服そうに 「みんな可愛いって言わなかった」 と 君が戻ってきた ママたちには 「カッコいいね～～」 と言われたそうだ 君に 「カッコいい」 じゃなく 「可愛い」 を期待させてし…

『ここにかくれよ！』 って誘ってくれて カーテンから部屋の中を窺い 鬼がこっちを向くと 『後ろ向いて！』 と 鬼に背を向け 鬼から目をそらす 鬼は背後にいるのに モゾモゾと動き でも声を潜める 鬼と目が合わなければ 気配を消せると思ってて 長く見つから…

眠くて眠くて 昼間ちょっと横になったら たくさん夢を見て 起きても起きても 起きられない 目覚めてからも 頭がシャンとしない こんな日もあるよね

グリーンを置いた 揺れる葉を見つめるだけで じんわり 霧拭いた水滴が 輝いて 灯りを点す 好きな空間が一つ 増えたよ